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本当に英語ができるようになる勉強法⑥(文法)


皆さん、こんにちは。城信塾(キシンジュク)塾長の岩城(イワキ)です。

「本当に英語ができるようになる勉強法⑤(英文暗記)」からの続きです。

今回は、「文法」です。

 

突然ですが、なぜ文法を勉強する必要があるのでしょうか。

文法を知らなくても、英文を大量に暗記すれば英語ができるようになります。アメリカ人は、文法を学ばなくても英語を話せています。ただしこれは、生まれたときから英語を毎日毎日朝から晩まで、両親始め周りから何年も浴びせられたからです。

外国人が英語を学ぶとき、英語「のみ」を使って5年か10年生活すれば、マスターできるかもしれません。しかしそのようなことは不可能です。

例えばスポーツのラグビーでは、ボールを前に投げてはいけないなどのルールがあります。何もルールを知らずに試合に参加して、何回もルール違反をしながらルールを覚え、ラグビーをうまくなることは可能です。しかし最初からルールを知っていれば、遙かに早く楽に上達できます。文法は、このルールに当たります。

英語のルールを覚えて、早く楽に英語を上達するために、文法を学ぶのです。

 

具体的な文法の勉強方法は、次の通りです。

 

①文法書を一冊決める。例題と、その解答解説が載っているものがよい。

 

②その文法書をマスターする。マスターの定義は、四択問題であれば一問平均10秒で解答し、全問正解する。入試では、このくらいのスピードで文法問題を処理しないと、長文問題を読む時間がなくなる。まず問題を順番に解いていって、間違えた問題には×をつける。最後まで行ったら最初から、×の問題のみを解いて、できたら×の横に○をつける。全部○がつくまで繰り返す。

 

③何回も間違えた例題の英文を丸暗記する。何回も間違えると言うことは、自分と相性のよくない英文なので、覚えるまで繰り返す。そのためには、英文法の復文帳を作る。作り方は、「本当に英語ができるようになる勉強法⑤(英文暗記)」を参照して下さい。

 

勉強方法は以上です。

 

ところで、私は昨年、英文法書を一冊(450ページ)勉強しましたが、最初から解ける例題が全体の五分の四以上ありました。

典型的な文法問題は、英文の中に空欄がひとつあって、その空欄を埋める解答の選択肢が四つあるものです。「最初から解ける例題」の意味は、問題文を読んだ瞬間に、「解答は4番しかあり得ない」といったように解答が分かる問題が五分の四以上あったということです。

これはどういうことかというと、他の三つの選択肢を入れて英文を読むと、違和感を感じると言うことです。これまで覚えてきた英文で、そんな言い方は聞いたことが無い、という訳です。

 

例えば、この問題です。空欄に適するものを選びなさい。

These (      ) flowers were all that remained in the garden after the storm.

①three yellow little

②little three yellow

③yellow three little

④three little yellow

問題文の意味は、「これらの3つの小さな黄色い花だけが、嵐のあとに庭に残った」です。

日本語ですと、「3つの」「小さな」「黄色い」は語順を入れ替えても間違いではありませんが、英語は語順が決まっています。正解は④です。

私は、この問題の解答は一発で④を選びました。なぜなら、①②③は読んだときに違和感があるからです。そんな言い方は聞いたことが無い。唯一しっくりくる言い方が④でした。

これは、いろいろな英文を音読して、覚えていたからできることです。

そしてもし私が受験生でしたら、私はこの問題の解説は一応さっと読みますが、それだけです。英文法の問題、長文問題、英作文の問題でこれが出ても、正解できるからです。

これで文法の勉強時間が、大幅に削減できます。

そして、解答できなかった五分の一の問題をしっかり勉強することにより、英文法の問題はもちろん、長文問題、英作文の問題もできるようになります。

音読、英文暗記、文法は密接に関係しているわけです。3つともしっかり勉強して、相乗効果を上げましょう!

 

次回に続きます。



2022年11月14日 7:40 AM «   »

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