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本当に英語ができるようになる勉強法④(音読する)


皆さん、こんにちは。城信塾(キシンジュク)塾長の岩城(イワキ)です。

「本当に英語ができるようになる勉強法③(単語を覚える)」からの続きです。

今回は、「音読する」です。

 

実は、この音読が、英語ができるようになる肝です。私は、英語の達人と言われる方々の英語勉強法を調べてみたことがあります。

英語の達人の勉強法は、驚くほど同じでした。その勉強法のひとつが、音読です。音読は、私もやっていました。今でも音読をやっています。

 

音読は、具体的には以下のように行います。

①勉強中の教材を1日30分音読する。一度にできない場合は、10分×3回など、分割してよい。ただし一度中断すると、再開するのに多大なエネルギーを要するので、できるだけ一気にやってしまった方がよいと思います。

②毎日音読する。一日サボったら、翌日は1時間音読すること。

③発音がわからない単語は、単語帳や辞書で発音を調べる。

④声を出す。ただし、大きな声を出せない場合は、ボソボソ声でOK。

⑤英文を音読しながら、英文の意味を理解する。音声を発するだけでは意味がない。

 

一般に、約3ヶ月で効果が出はじめ、和訳しなくても英語で意味がわかるようになります。また、黙読するスピードが上がります。毎日英語を音読して、21日目に習慣化、3ヶ月で成績アップが目標です。

 

この音読ですが、やってみればすぐに分かりますが、30分音読するのはかなりつらいです。これを毎日続けるのは、ほぼ修行僧の気分です。しかし、音読をやらないと、ぜったいに英語は上達しません。少なくとも実力試験や入試は、音読をやっていないと歯が立ちません。

 

ここで、なぜ音読が必要なのかを考えたいと思います。例えば、近年の英語の入試問題は、長文化しています。まともに問題文を読んでは時間が足りないと思い、飛ばし読みする人がいます。が、飛ばし読みをすると、正解できません。

例えば、問題文の趣旨と合う選択肢を選べ、と言う問題はよく出ます。問題文中の単語と解答の選択肢の単語が同じだ、と言う理由で、その選択肢を選んだとします。しかし出題者は、問題文と同じような内容を選択肢に書いて、それに一語「not」を追記しているかもしれません。または、問題文に書いていないことを選択肢に追記しているかもしれません。そうしますと、その選択肢は誤りです。

このように、飛ばし読みする人を引っかける手はいくらでもありますので、英文を全部きちんと読むしかありません。

 

さて、英文を黙読するスピードは何と同じでしょうか。実は黙読のスピードは、音読のスピードと同じです。人間は頭の中で黙読しますが、それは実は頭の中で音読しているのです。日本語の場合を考えていただくと、よく分かると思います。

たとえばI like music.を「アイ・・・ライ・・ク・・・ミュー・・・・ジック」と音読する人は、そのように頭の中で黙読します。入試問題は、すらすらと読めることを前提に試験時間を設定していますので、すらすら読めないと確実に時間不足になります。そうしますと、読み切れなかった問題の解答はすべてCにマークせざるを得ない、と言う結果になります。

 

音読のメリットですが、音読を始めると、最初はたどたどしいですが、何回も繰り返して音読すると、慣れてきますので早く読めるようになります。

また意味を考えながら音読すると、英語を返り読みせずに頭から解釈できるようになります。英語は後ろから前の言葉を修飾するケースが非常に多いです。例えば「The man who is tall and fat tried to be slim.」のように、最初にあの男と結論を言って、そのあとに男の説明をします。英語に慣れないうちは後ろから遡って解釈しますが、英語に慣れるとアメリカ人のように、英語の語順で解釈できるようになるのです。

 

またもう一つのメリットとしては、単語や英文を暗記する時間が節約できます。音声がないと、英語を画像で暗記しなければなりませんが、そんなことは不可能です。英語をブツブツ言いながらでないと、暗記できません。ブツブツ言うときに、早く言えた方が時間が節約できるのです。

 

これらが音読のメリットです。メリットと言うよりは、これらのメリット(能力)がないと、入試の英文を時間内に解くことはできません。

とはいえ、英語が苦手な人が一人で毎日30分英語を音読することは、修行僧に成り切るくらいの強い意志力を必要とします。

 

城信塾では、音読を重視しています。塾長が音読し、生徒が後に続きます。発音記号が分からなければ、カタカナで発音をテキストに記入します。正しい発音を教え、自宅で自分で音読できるようにいたします。

音読は一人でやるより、誰かと一緒にやった方がハードルも下がります。城信塾は、あなたと一緒に音読して、英語が本当にできるようになりたいと思っているあなたを後押しします。

 

次回に続きます。



2022年10月30日 7:49 AM «   »

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